「みんなのひろば」は自衛隊員や隊員の家族、自衛隊に協力している方々などの手記をご紹介しています。本日は、航空自衛隊入隊者のお母様の手記をご紹介します。

担当広報官との運命的な出会い
母:堀口 和美 さん

 まさか娘が航空自衛隊へ入隊することになるとは、1年前には思いもしていませんでした。

 当初、娘の将来の夢は警察官。憧れはあるが、体力に自信もなく、警察事務にしようかと悩んでいた高校2年生の冬、娘は警察で公安系合同説明会に参加しました。その時、女性の担当広報官との運命的出会いがありました。

 自衛隊の話を聞き、その日のうちに「自衛隊もおもしろそう。受けてみようかな」と言う娘に、私は正直驚きました。広報官から聞いた話を一生懸命話す娘の目は楽しそうでした。その時から、私も広報官に話を聞きに行き、資料を読んで、自衛隊について勉強しました。

 この時点で私は、警察か自衛隊、どちらか合格した方へ進めばよいかと思っていました。

 一般曹候補生合格発表の日、担当広報官から「合格しました。空自の合格は蹴ったらもったいないですよ。なかなか入隊できないです」という話を聞き、そこから自衛隊についてさらに調べ始めました。

 一方で、警察の最終面接が終了した時、もし警察も合格したらどうするか。現役警察官や航空自衛官の子を持つ保護者に話を聞いたり、自衛隊のガールズトークに参加するなどして、どちらを選ぶのが娘にとってよいのか考えました。

 しばらくして警察の合格発表がありました。娘も私もたくさん悩みましたが、最後は娘が自身で決断しました。私は、「自分の人生、悔いの残らないように。親はどちらを選択しても応援する」ということを伝えました。

 娘は警察へ辞退の連絡をし、担当広報官に航空自衛隊で頑張りますと連絡しました。

 担当広報官と初めて話をした時に、「自衛隊はやりがいのある仕事ですよ」と勧めてくださった姿がキラキラして自信に満ちあふれていて、大変印象的でした。また、何度も話をさせていただく中で、まっすぐな人柄にもひかれました。担当広報官のように清明正直な人になってほしいと願いながら、3月24日、巣立つ娘を見送りました。


◆関連リンク
自衛隊 群馬地方協力本部
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