熊本地本(本部長・仲西1陸佐)は11月15日、JR九州主催の「阿蘇駅みんなでつながるカレーフェスタ2020」を部隊とともに支援した。

 フェスタは、熊本地震で大きな被害を受け運休していたJR豊肥線(熊本~大分間)の全線開通を記念し、復興と地域の活性化を図るのが目的。鉄道の復旧を心待ちにしていた熊本、大分両県の約2500人が来場した。

 新型コロナウイルス感染防止対策として入場者を制限し、検温などを実施。会場内での飲食は原則禁止し、テークアウトのみとするなど、万全の対策を講じた。

 自衛隊から4師団(41普連)、8師団(42即応機動連隊、8音楽隊)、熊本、大分両地本が参加。自衛隊カレーの調理、装備品展示や音楽演奏のほか、募集広報ブースを設置した。JR九州とコラボして当日限定のオリジナル缶バッジ作成体験コーナーを開設するなど、フェスタの成功に寄与した。

 自衛隊カレーは、JR九州が震災後に始めた阿蘇地区での「お米や野菜作り」で収穫した食材に、熊本、大分両県特産の牛肉を加えて調理。8師団が「あか牛カレー」、4師団が「豊後牛カレー」をつくり、JR九州が来場者に無料配布した。600食のカレーは開場後、1時間でなくなった。

 来場者からは「熊本地震では自衛隊に助けてもらった」「避難所で自衛隊のお風呂に入れてもらい、ありがたかった」など、多くの感謝と激励の言葉があった。

 熊本地本は「引き続き、地域と一体となって活動し、自衛隊と地域との架け橋となるよう努める」としている。


 熊本地本によると、平成28年4月に発生した熊本地震は熊本県内に甚大な被害をもたらしたが、着実に復興の歩みを進めている。

 4月に熊本のシンボルである熊本城に特別見学通路が完成し、6月から一般公開された。令和3年4月26日には、天守閣が完全復旧し、内部が公開される予定。

 また、阿蘇地区では10月に国道57号線の通行が再開され、地震で崩落した阿蘇大橋も来年3月に「新阿蘇大橋」として開通予定となっている。

画像1: 熊本地震復興イベント「カレーフェスタ」を支援|熊本地本
画像2: 熊本地震復興イベント「カレーフェスタ」を支援|熊本地本
画像3: 熊本地震復興イベント「カレーフェスタ」を支援|熊本地本
画像4: 熊本地震復興イベント「カレーフェスタ」を支援|熊本地本

◆関連リンク
自衛隊 熊本地方協力本部
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