【北海道】上富良野駐14施設群(群長・上林1陸佐)は11月4日から13日の間、矢臼別演習場秋季定期整備を実施した。

 11月の矢臼別演習場には時折雪が降り、夜間の冷え込みも厳しかった。最低気温がマイナス7度を記録し、水道管が凍結してしまう日もあったが、参加隊員約200人は、新型コロナウイルス感染防止対策を施した天幕に宿営しながら任務にあたった。

 隊員は装輪道167キロと装軌車道48キロの路面成形、嵐山装軌車道新設300メートル、装輪車道地盤改良200メートル、北道拡幅2300メートル、日の丸道ため枡修復、ため枡の浚渫(しゅんせつ)37カ所、他部隊への技術指導、立木250本の伐採支援などを実施した。

 特に、日の丸道ため枡修復では、厳しい寒さと大量の湧き水が発生する状況に対し、現場で柔軟に設計を変更。6日間連続の夜間作業などで工程を維持した。

 また、演習場管理班による溶接支援を受けて蛇籠と鋼矢板を活用し、堅固なため枡を構築した。

 各中隊は群長要望事項である「群施設力の最大限発揮による訓練基盤の安全確保・道場化の推進」を具現すべく、一丸となって任務を完遂した。

 14施設群は「今後も矢臼別演習場整備を実施して施設技術を練磨するとともに、陸自最大の同演習場の道場化と長期安定使用に寄与する」としている。

画像: 嵐山装軌車道新設

嵐山装軌車道新設

画像: 装輪道路面成形

装輪道路面成形

画像: 嵐山装輪車道地盤改良

嵐山装輪車道地盤改良

画像: 日の丸道ため枡修復

日の丸道ため枡修復


◆関連リンク
陸上自衛隊 上富良野駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/unit/butai/kamifu_station/kamifuranohp.html



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