【鹿児島】海自鹿屋航空基地1航空群1航空隊(司令・田村1海佐)所属の武克己海曹長は10月1日、P3C哨戒機5072号機の飛行作業任務を終え、総飛行1万時間の偉業を達成した。

 武曹長はP3C哨戒機の機上電子整備員。同日、飛行を終え、1空司令をはじめ、多くの隊員の盛大な拍手と歓声に迎えられた。武曹長は1空司令に1万飛行時間達成を力強く報告。「達成できたのは、個人の力ではなく、初飛行からこれまで一緒に飛行作業に従事してくれた信頼できる搭乗員と整備員の方々のおかげ」と話した。

 その上で、「これまで支え続けてくれた家族にも感謝の気持ちでいっぱいだ。これからも向上心を維持し、安全を最優先にさらなる職務の遂行に努め、精強な後輩搭乗員の育成と海上航空の任務遂行に微力ながら寄与していきたい」と今後の抱負を語った。

 武曹長は、平成4年に17期一般海曹候補学生として入隊(佐世保)。6年3月に4支援整備隊(現4整捕、厚木)に配属された。8年8月に206教空(現203教空、下総)で0802期機上電子整備員(IFT)課程を修業し、P3C機上電子整備員として勤務。その後、6空、1空、9空や1空群司令部(鹿屋)を経て、51空(厚木)でP1機上電子整備員転換講習を受講し、現在は1空12飛行隊に所属している。

 P3C搭乗員としての1万飛行時間の記録は、初飛行から24年目で達成された。

画像1: 総飛行1万時間 初飛行から24年目で達成 |海自鹿屋航空基地
画像2: 総飛行1万時間 初飛行から24年目で達成 |海自鹿屋航空基地

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海上自衛隊 鹿屋航空基地
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