山形地本(本部長・白石事務官)は毎週金曜日午後5時15分からの山形コミュニティ放送ラジオモンスターの番組「自衛隊百科」で、さまざまな出演者を迎え、趣向を凝らして自衛隊をPRしている。同地本が担当した9~10月の3回分の放送を紹介する。

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 9月11日の放送は、「日本一の芋煮会と山形地本」がテーマ。募集課広報室の加藤事務官が出演した。

 今年の芋煮会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、加藤事務官は昨年の芋煮会で実施した陸上自衛隊の車両展示コーナー、制服試着コーナー、自衛隊クイズなどの活動を紹介した。

 自衛隊クイズでは、「(神町駐名物の)神町カレーの特徴は何か」と、加藤事務官が出題。「神町カレーは、米沢牛のスジを使っている」と答えを示し、隊員食堂の魅力から自衛官募集へと話を進めた。

 9月18日は「海上自衛隊について」がテーマ。米沢地域事務所の黒澤3海曹が出演し、かつて勤務していた海自厚木航空基地での仕事を紹介したほか、砕氷艦「しらせ」について説明した。黒澤3曹は、P1哨戒機のレーダー操作員だったことから、特に海自の航空機の任務について詳しく紹介した。

 最後に、「機内にはたくさんの電子機材があり、不審な船舶があれば直ちに司令部に情報を伝える。重要な役割でとても緊張感、やりがいがある。同郷の方が海自に入隊し、一緒に仕事ができる日を楽しみにしています」とリスナーに呼び掛けた。

 山形地本は「海自基地のない山形県民に海自の魅力を伝えるよい機会になった。コロナ禍でも自衛隊の魅力に触れる機会を作れるよう努めていく」としている。

 10月2日は「入隊動機と恩返し」をテーマに、地本副本部長の前田2陸佐が出演。前田副本部長は8月に着任し、山形の印象を「果物、ラーメン、そば、皆おいしいですね。お酒は、これまたおいしい」と話した。

 自衛隊への入隊動機については、「最初は、一つの職業として生活の安定のために選択したが、自衛隊が実施するすべてのことは、有事の際に任務完遂できるようにするためのもの。『やりがい』があり、さまざまな個性がある『人』のおかげで続けてこられた」と経験を話した。

 その上で、「これからは、今までの自衛官生活に対する恩返しをする期間。若者、特に将来のビジョンを描けていない人に、国家・国民のために、平和を仕事にできる自衛隊という職業を選ぶきっかけを与えたい」と述べた。

 最後に、「自衛隊はそんなに敷居が高くない。気軽に相談してください」と締めくくった。

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 山形地本広報室の加藤事務官によると、「自衛隊百科」は平成9年4月にスタート。地本のほか、神町駐20普連、東北防衛局がそれぞれ担当している。県内在住の隊員が交代でゲスト出演し、局のパーソナリティーとの掛け合いで番組を盛り上げている。

 ラジオ局との窓口やゲストとの調整は、地本広報担当の山口博空曹長が行っている。

ホットらいん/山形地本広報室 加藤優季事務官

 ラジオを募集対象者だけでなく、広く多くの人に聴いてもらって、自衛隊員は皆と同じ普通の人で、特殊な人たちではないということを知ってもらいたいと考えている。親近感を持ってもらい、自分の子供や孫にも自衛隊の良さを伝えてほしい。

画像1: ホットらいん/山形地本広報室 加藤優季事務官
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◆関連リンク
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