岩手駐東北方面特科連隊(連隊長・香川1陸佐)の1大隊と3大隊が9月、それぞれ訓練検閲を受閲した。今年3月の新編後初の検閲で、ともに練度を向上させた。

1大隊、任務完遂

 東北方特連は9月9日から16日の間、王城寺原演習場で行われた陸自6師団による訓練検閲に1大隊を参加させた。44戦闘団の編組部隊として、戦闘団の防御における火力調整や部隊運用能力の向上を図るとともに、部隊の訓練練度を評価・判定し、じ後の進歩向上の資とするのが目的。

 東北方特連は今年3月、6特連と9特連を廃止・統合して新編された。

 検閲は終始、雨に見舞われたが、新編後初の訓練検閲に向けて練度向上を図ってきた隊員たちの士気は高く、状況に応じた指揮幕僚活動をはじめ、泥にまみれながらの陣地構築や普通科連隊の攻撃に密接に連携した火力戦闘を行い、任務を完遂した。

 岩手駐広報班は「天候に左右されない強い精神力で防御戦闘での練度向上を図り、さまざまな教訓を得た。今後は近く予定されている実射検閲に向け、日々進歩向上し、『ONE TEAM』としてさらなる精強化を図っていく」としている。

画像1: 1大隊、任務完遂
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3大隊も練度向上

 東北方特連は9月19日から23日の間、東富士演習場で令和2年度「3大隊訓練検閲」を実施した。戦闘団の攻撃における火力調整と部隊運用能力の向上を図るとともに、部隊の訓練練度を評価・判定し、じ後の進歩向上の資とするのが目的。

 新編後初の訓練検閲に向けて練度向上を図ってきた大隊の士気は高く、刻々と変化する戦況に応じた指揮幕僚活動を行った。隊員は普通科連隊の攻撃に密接に連携し、陣地変換しながらの火力戦闘を実施した。

 また、実射検閲も実施し、新編により砲班に編成された隊員たちの一連の動作や連携要領などの練度を向上させた。

 岩手駐広報班は「3大隊は、本検閲で得た教訓を基に課題を是正し、隊員個々の能力向上を図るとともに、精強な部隊育成のため、大隊長を核心に『ONE TEAM』となり、さらに進歩すべく邁進(まいしん)していく」としている。

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◆関連リンク
陸上自衛隊 東北方面隊 - 配置
東北方面特科連隊(岩手駐屯地)
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/neahq/acg/02.JPG


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