デジタル版の連載記事「I♡JSDF(アイ・ラブ・ジェーエスディーエフ)」。この記事は、インターネットなどで活動している自衛隊好きな皆さんをインタビュー取材し、その活躍を多くの方に知ってもらおう!という読み物企画。今回は第4弾「募集相談員のナナにゃん」さんの後編をお送りいたします。

後編の冒頭から踏み込んで訊いてみました

-ここからの質問は、前から募集相談員の方に訊いてみたかった踏み込んだことをぶつけてみたいんですが、NO忖度でお答えいただくこと出来ますか?

ナナにゃんさん:ええっ、その前振りすごく怖いですね。地域事務所や地本に怒られない範囲なら…。

-いや、我々もそこに怒られるような質問はしませんから大丈夫です(笑) まず最初に。ぶっちゃけ、募集相談員ってギャラがあるんでしょうか?

ナナにゃんさん:ギャラって(笑) 報酬はありません。完全にボランティア精神です。逆に協会の運営などに使うための、年会費はございます。タダと思っていらっしゃる方が結構多いですね。ですから、出ていくお金の方が多いです。あとは、募集相談員だからレアな自衛隊イベントチケットは手に入る? とたまに聞かれることはあります。今まで入隊希望者をたくさん連れてきて結果に結びついたとかの実績があるなら話は別かもしれませんが、私が知る限りではそこは公平みたいです。

-やっぱり。法律で「無報酬」と定められているとはいえ、何か"袖の下"があるのかと期待していたんですが(笑) では、お次です。入隊希望の若者たちを紹介する人数にノルマはあるのでしょうか?ほら、こう、営業成績がグラフで紙に張り出されたりして…。

画像: 白い表札は本人が普段いる自宅や会社などの目立つ場所に設置するとのこと

白い表札は本人が普段いる自宅や会社などの目立つ場所に設置するとのこと

ナナにゃんさん:あるわけ無いですよ~、無報酬なのにそんなプレッシャー受けるとしたら皆さん辞めてますよ(笑) でも協会全体の目標数とかはあるのかもしれません。私が知らないだけかも…。ただ、担当の広報官が私の冗談に対してノリがイマイチだったり、Twitterで神奈川地本キャラクター「はまにゃん」のキャラ崩壊気味の切実なつぶやきを見たりした時に初めて、「嗚呼、大変なんだね…」と、気づきます。真面目な話、プレッシャーがないことが、ある意味プレッシャーなのかも知れません。

-広報官の皆さんは当然個々の目標数とかはあるでしょうからね…。今は少子化だし大変ですよね。って少子化と言えば。活動されている皆さんの高齢化の話を耳にするんですが、やはりそんな印象がおありですか?

ナナにゃんさん:私も決して若いわけでもないんですが、それでも過去の前例が無いくらい相談員の中では最年少だったそうです。60代で若いと呼ばれる雰囲気でしたので。女性の方もほとんどいなかったですね。自営業でまだまだ現役の方もいれば会社の会長さん、議員さん関係など。共通しているのは皆さま、人生経験とご活躍の幅が広いので信頼が厚く人脈も豊富。会社勤めでは無いのでご自身の裁量で時間の都合がつく方が多い印象がありました。

-ナナにゃんさんの年齢は「超機密事項」とのことなので、皆さんの想像にお任せするとして。ボランティアですから、見返りなんて当然求められてらっしゃらないとは思いますが、今までの活動の中で得られたことってありますか?

ナナにゃんさん:やっぱり「やってて良かったな」と思うことは多々ありまして。自衛隊を応援したいという同じ志を持った募集相談員やSNSの仲間に出会えたことに加え、広報官をはじめ、たくさんの自衛官の方々と知り合えて仕事以外の素顔も知れたことで、より自衛隊への思いが強まりました。

画像: 退官後のとある休日、私物の迷彩でDIYする旦那さん(ナナにゃんさん曰く、自衛官は日曜大工から料理、洗濯、アイロンがけ、お裁縫など生活の大抵のことは自分で出来るので最高ですよ!とのこと)

退官後のとある休日、私物の迷彩でDIYする旦那さん(ナナにゃんさん曰く、自衛官は日曜大工から料理、洗濯、アイロンがけ、お裁縫など生活の大抵のことは自分で出来るので最高ですよ!とのこと)

ナナにゃんさん:あと私ごとで恐縮なのですが、ある募集相談員の方から、たまたま高射の隊員を紹介していただいたのがご縁となり、気づいた時には自衛官とうっかり結婚していました。まさに”陸自オタがうっかり「中の人」と結婚した件。” です(笑) 最初は警察官を紹介してくれると言ってたのですが(笑) 自衛隊はもともと興味がありましたが、結婚してからさらにオタク度に拍車がかかったようで、マニアでもオタクでもない普通の夫は、半ば呆れ顔でした。昨年の夏には無事に定年退官し、民間企業で第二の人生を元気に歩んでいます。

-おお!そんなパターンも! 当メディアで"陸自オタ"の漫画でも描いてくださいよっ。本家の先生と出版社さんには許可とっておくので(笑)

ナナにゃんさん:あはは、先生に申し訳ないですよー。でも構想くらいは練っておきますね(笑)。あとは、やっぱり入隊希望者の若い子とのふれあいもやりがいの一つです。その子が合格した際は、ご家族の方からご丁重にお礼を言われたりして、「自分の活動がほんの少しでも人や国の未来に役立てたかも知れない」と、じーんと来ちゃいました。

今後の活動について

-自店でのイベントが中止になるなど、すでにお話にも上りましたが(前編にて)、現在のコロナ禍で影響を受けていること、困っていることを教えていただけますか。

ナナにゃんさん:何と言っても民間で大きなイベントが全く無いので一般の方とふれあう広報活動が制限されていることでしょうね。でも最近は対象者向けの搭乗体験や職場体験が徐々に復活しているようなので良かったです。

ナナにゃんさん:そんな中、9月は小田原所で今年初めてとなる市街地広報を実施することができました。私も迷彩上衣を羽織り、お手伝いに参戦。朝の小田原駅構内で通勤通学途中の若い方にボスにゃん達と声がけし、募集パンフレットを配りました。一般曹候補生の志願受付締め切り前で最後の追い込みでしたが、高校生からの志願が昨年比の2倍の志願があったそうです。トータル数も増加したそうで。所員みなさんの努力の賜物ですね。私も少しはお役に立てたようで良かったです。

画像: 小田原駅構内での市街地活動の様子

小田原駅構内での市街地活動の様子

-今後はどのような活動をしていきたいですか?

ナナにゃんさん:募集相談員としての義務を果たしているのか不安や疑問は毎度ですが仕事をしながらの支援活動に無理のないよう長く楽しく続けさせていただけたらと思います。

画像: 募集相談員N社長(左)-市街地行進訓練、小田原市役所にて

募集相談員N社長(左)-市街地行進訓練、小田原市役所にて

ナナにゃんさん:また、私を推薦いただいた尊敬するN社長にご恩をお返ししたいです。N社長はユーモア、思いやり、誰にも負けない自衛隊への情熱、たくさんの自衛官からも絶大な信頼があります。この方と同じようにはなれませんが、私を推薦して良かったと思ってくださるよう「感謝の倍返し」を今後の活動でしていきたいです。

それぞれに後押しメッセージ

-おかげさまで、当メディアは自衛隊に入隊を志す若い方々も読んでくれてるみたいで。先日、幹部候補生試験を受験し、見事合格したと言う方から「防衛省・自衛隊の様々な情報が手に入り、受験に役立ちました!」とメッセージをいただいたんです。やっぱりこういうメッセージいただくと、発信者冥利に尽きますよね。って、話がそれてしまいましたが。そんな、これから入隊を目指す方にメッセージをいただけますか。

ナナにゃんさん:どんなお仕事でもそうですが、この会社でこの職種を絶対にやりたい!と学生の頃からハッキリ決められる人なんてそんなにいないです。たくさんある選択肢の一つとして、その中に自衛隊を入れていただければ。そして願わくばついうっかり、志願票を書いてくだされば(笑)

ナナにゃんさん:また、自衛官というと全員が毎日駆け足しているイメージあるかもしれませんが、体力に自信無い方でも問題ないと言っていいくらいたくさんの職種があります。まさかこんなのは無いよねと思うものがあるかもしれません。気になる事がございましたら募集相談員やお近くの地域事務所にお気軽にお声掛けください。

ナナにゃんさん:ちなみに民間会社で第2の人生を歩んでいる元自衛官の私の夫は「あんなにたくさん連休があった日々が懐かしい…」とボヤいてます。それくらい就業環境も充実しています。

-入隊を迷っている方は、まずは募集相談員の方に相談してみるのもアリですよね。ある意味中立な立場ですから、そういった方の意見が参考になることも大いにあると思います。やっぱり進路決めは情報収集が鍵ですからね。また、この記事を読んで初めて「募集相談員」の活動を知られた方も多いかと思います。「私もやってみようかな」と思われた方もいたかもしれません。そんな方に向けてメッセージをお願いできますか。

ナナにゃんさん:これからの募集相談員は、自衛隊に興味のある学生さんや、慣例にとらわれない斬新なアイディアを持つ若い方の力が必要だと感じています。ご自身が募集対象の年齢者に近い横のつながりと情報を持っているので、それが何よりの強みです。ボランティア活動は何ものにも代え難い人との出会いがあります。日常と違った視点から世の中を眺めると、思いがけない宝物を発見することもあります。ぜひご一緒に活動してみませんか?

-ありがとうございます。ぜひ募集相談員の活動に興味をもたれた方はお近くの地方協力本部か、地域事務所等に御連絡されてみてください。その際は「防衛日報デジタルの記事で見たんですけど…」って言ってくださると、話がスムーズです♪(←最後は冗談ですので、本当に言わないでね)

-では、最後に告知などあれば。

画像: 募集相談員のナナにゃんさん、実は前編にも1枚登場いただいてました

募集相談員のナナにゃんさん、実は前編にも1枚登場いただいてました

ナナにゃんさん:実は10月に神奈川地本長から募集活動に関しての感謝状をいただけることになりました。まだ活動歴は浅いので恐縮ですが、得意のイラストなどで少しでも貢献できたとのことでしたら大変光栄です。あ、イラストといえば。自衛官の退官祝いの肖像画や転属祝いのイラストも描いていますので、ぜひ現役の隊員の方もお気軽に御連絡くださいね。

-感謝状!おめでとうございます。イラストの方もサンプル画像をたくさん頂戴しましたので、下記ご覧になってみてください。ナナにゃんさんへの御連絡は、下記twitterまで。アカウントお持ちでない方は、当メディアからもおつなぎできますので、お気軽に御連絡ください。


◆募集相談員ナナにゃんさん関連リンク
ナナにゃんさんのお店「ブティックNana」
住所:神奈川県小田原市栄町1-14-44
地図を見る

ナナにゃん@ 自衛官 募集相談員
https://twitter.com/nananyan_jsdf



 自衛隊が好きで様々な活動をされている方を取材する「I♡JSDF」。取材対象は「自衛隊が好きで、自衛隊を広めるための活動をされていること」「ネットメディアでも活動されていること(SNSを持っていれば大丈夫です)」。この2点です。

 YouTuber、タレントさん、芸人さん、twitterやInstagramのインフルエンサー、個人のSNSアカウントで活動されている現役の自衛官さん、防衛・駐屯地モニター、募集相談員の方、家族会や隊友会、自衛隊協力団体の皆さん、防大・防医大の学生さん etc…。

 自薦他薦は問いません。フォロワー数やチャンネル登録者数に自信が無くても構いません。むしろ明日のスターを目指す方々を積極的に取り上げたいなと思っています。もちろん個人の方からお金なんて取りません。気になった方には編集部の方からもDM等で取材のお願いをさせていただきますが、ぜひ我こそは!という方がいらっしゃいましたら、こちらのフォームよりご応募ください。ただ、どちらかに所属されている方は、権限者の許可を得ておいてくださいませ。

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