長崎地本島原地域事務所(所長・有山3陸佐)は6月3日、島原市復興アリーナにある消防団殉職者慰霊碑前で行われた雲仙普賢岳大火砕流犠牲者の追悼行事「いのりの日」に参加した。

 島原市では、29年前に災害が起きた6月3日にちなみ、この日を「いのりの日」と定め、犠牲者を追悼。今回で22回目となる。近隣自治体での追悼行事のほか、小中学校では災害学習が行われ、災害の記憶を風化させない取り組みが続けられている。 

 当日は悪天候で足元が悪い中、慰霊碑に朝から関係者が参列して献花した。大火砕流が発生した午後4時8分、島原市全域にサイレンが鳴り渡り、多くの市民が黙とうして犠牲者を悼んだ。

 島原所員は、当時の災害派遣活動に携わった隊員の所感文や災害資料、災派で活躍したヘリコプターと装甲車について参列者に説明した。

 島原所は「今もなお災害派遣期間最長記録の1658日にわたる雲仙普賢岳噴火災害の自衛隊の活動、災害の教訓などを後世に伝えるため、島原市とともに追悼行事を続け、地域住民に自衛隊に対する理解を深めてもらうよう努力していく」としている。

画像1: 雲仙普賢岳噴火災害から29年 島原市で追悼行事| 長崎地本
画像2: 雲仙普賢岳噴火災害から29年 島原市で追悼行事| 長崎地本

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