岩手駐9特連(連隊長・野口1陸佐)は5月11日、岩手山演習場で野外炊事競技会を行った。同演習場春季統一整備に併せて部隊の野外炊事能力向上を図るのが目的。調理未経験者や、災害派遣や国際平和協力活動などで管理要員として参加の可能性がある隊員合わせて35人が参加した。
隊員は班長指示の下、衛生管理に細心の注意を払い、同じ食材と調味料を使った献立を調理し、調味料の分量などを工夫してそれぞれの部隊の特色を出した。調理未経験の隊員は包丁さばきを上達させた。味付けを任された隊員もいた。
特別審査員を務めた9師団長の岩村陸将や野口連隊長らが審査した結果、継続的に練成を積み重ね、大隊の人的戦闘力維持のため創意工夫して心の込もった炊事を行った1大隊が優勝し、連隊の頂点となった。