国分駐12普連(連隊長・渡辺1陸佐)は5月10日、鹿児島県鹿屋市と垂水市の境にある高隈山地で自候生49人の山地機動訓練を行った。高隈山地は1000メートル級の山が連なり、頂上からは桜島や薩摩富士と呼ばれる開聞岳が一望できる。
自候生たちは国分駐を午前7時10分に出発し、鳴之尾牧場へ向けて前進。到着後、区隊長から道中での注意事項を聞き、山頂を目指して出発した。足場の悪い道やロープを使って登る岩場に苦戦したが、班長から「あと少しだ。頑張れ」と励まされながら歩いて山頂に到達した。前田自候生は「訓練中、区隊の仲間から遅れてしまったが、励ましを受けて登り切ることができた」と話していた。
12普連は「自候生たちは訓練を通して心身ともに少しずつ成長している」としている。