画像1: 航海中の客船から患者を緊急搬送|海自21空群

 海自21空群(群司令・小俵海将補)は7月30日、海上保安庁第三管区海上保安本部から災害派遣要請を受けて21空隊硫黄島航空分遣隊所属のUH60J救難ヘリコプターを出動させ、パナマ船籍の外航クルーズ船「オーシャンドリーム」から日本国籍の救急患者1人を硫黄島に緊急搬送した。同船は「第101回ピースボート地球一周の旅」の航海中で、船内で心筋梗塞となった70代の男性を高度医療機関に緊急搬送する必要が生じ、海上保安庁に緊急搬送を求めていた。

 この日、硫黄島航空分遣隊は日の出と同時にUH60J救難ヘリを発進させ、硫黄島の南西約37キロの洋上で同船から患者を収容し、硫黄島航空基地で海上保安庁羽田基地から飛来した海保のガルフストリーム機に患者を引き渡し、任務を完遂させた。

 UH60J救難ヘリは、離着陸が困難な船上でも、ホイスト・ウインチで救助員を船上に下ろして患者収容できるのが特徴。准看護師の資格を有する救助員が患者の容態を確認した上でリッター・スリングを使用しヘリにつり上げ、患者の容態に応じた輸送を行う。機内には救命救急器材を備えるとともに医師が乗務し、患者搬送中も容態をモニターして最善の処置を施すことができる。

 機長をはじめクルーは、救難のスペシャリストとして日々精進して訓練に励み、1人でも多くの人命を救うために使命感に燃えて任務にあたっている。

画像2: 航海中の客船から患者を緊急搬送|海自21空群
画像3: 航海中の客船から患者を緊急搬送|海自21空群
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◆関連リンク
海上自衛隊 航空集団司令部 第21航空群ご紹介
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海上自衛隊 第21航空群
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